

1)吸入ステロイド
吸入ステロイドは直接気道に到達し、気道の炎症を強力に抑制し、それに伴い症状や気道の過敏性が改善し、発作回数、入院が減少することが明らかになっています。
副作用に関しても、よほど大量に使用しなければ問題にならないとされています。そのため、1ヶ月に1回以上の発作を起こす場合には、吸入ステロイドを開始し、少なくとも数ヶ月は続けていただく必要があります。補助器具を使えば乳幼児のお子さんにも使用していただけます。
ステロイド薬は、発作の程度が強い場合には、内服や注射で使用します。
2)抗アレルギー薬
アレルギー反応を抑えて、喘息発作を予防する目的で使用されます。
予防薬のため、定期的に服用する必要があります。
インタール:吸入液、スプレー
運動前に吸入することで、運動時に起こる発作を予防する効果があります。
オノン・キプレス・シングレア
比較的早期に効果が出て、喘息発作を予防する効果の高い薬です。
運動時に起こる発作を予防する効果もあります。
ザジテン・セルテクト・アレギサール
予防薬なので、発作時のみに使用しても効果はありません。アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎に対しても使用することがあります。
3)気管支拡張薬(ベータ刺激剤:メプチン・ベネトリンなど)
交感神経を刺激して気管支を広げる作用を持ち、吸入は即効性があり、数分で効果がでます。内服は吸入より時間がかかりますが、1時間前後で効果がでてきます。
セレベント・ホクナリンテープは即効性はありませんが、持続性の効果があります。
4)テオフィリン薬(テオドール・テオロング・ユニフィルなど)
気管支拡張効果があり、発作時にも使用されますが、炎症を抑える作用もあるため、予防薬として使用されることもあります。
有効な薬用量と副作用(頭痛、吐き気、けいれん)のでる量が近いため、時々血中濃度の検査を行い、薬の量を調節する必要があります。
テオフィリンの代謝に個人差、発熱、併用薬剤(エリスロシン、クラリシッドなど)が影響するため、服用している時は医師に伝える必要があります。 |